その道は奇跡へと続いていた!「不屈の帝王」
父シンボリルドルフの初年度産駒として生まれ、新馬戦デビュー以降、追ったところなしに手応えよく抜け出して4連勝。そのまま無敗で皐月賞、日本ダービーを制覇。他にも初の国際G1となったジャパンカップで当時史上最強と言われた外国招待馬をまとめて蹴散らして勝利。ラストランとなった1993年の有馬記念では前年の有馬記念より1年(364日)ぶりの出走で奇跡の優勝を果たした。通算成績12戦9勝。成績だけを見ると父の七冠には及ばずも、3度の骨折を経験しながら復活を遂げた姿は、見るものに大きな感動を与えた。美しい流星と静かな瞳を持つ、この不屈の名馬が駆けぬけた栄光と挫折のドラマを振り返る。
*本書目次より抜粋
目 次
プロローグ 帝王の帰還、もしくは英雄の旅
第一部 トウカイテイオーかく戦えり
名勝負ドキュメント 1 「帝王」が日本競馬の常識を覆した!
特別インタビュー 競馬パーソナリティー・鈴木淑子さん
名勝負ドキュメント 2 最強の称号を懸けた「世紀の対決」
第二部 同時代ライバルと一族の名馬たち
第三部 トウカイテイオーを語る
第四部 トウカイテイオーの記憶
マンガ テイオー君とハヤヒデ君
座談会 あの頃はトウカイテイオーがいた!
トウカイテイオー年譜・生涯成績
おわりに
執筆者紹介
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