内容紹介
目次
序に代えて
第一章 ドイツ史学の移植――ルートヴィヒ・リースとその弟子たち
1 ランケ史学とリース
2 日欧交渉史の大家たち――リースの弟子たち1
3 西洋史家の誕生――リースの弟子たち2
第二章 歴史の経済的説明――欧州経済史学の先駆者たち
1 慶應義塾理財科の教授たち
2 東京商科大学の欧州経済史学
3 日本経済史研究所と社会経済史学会の設立
4 ロシア史とアメリカ史の場合
第三章 文化史的観照を超えて――大類伸のルネサンス論とその周辺
1 大類伸――中世文化からルネサンスへ
2 大類の弟子たち1――平塚博と塩見高年
3 大類の弟子たち2――千代田謙と村岡晢
4 羽仁五郎のイタリア
第四章 「原史料の直接考究を第一義とすること」――上原専禄とドイツ中世史研究
1 学生時代とウィーン留学
2 ドイツ中世史料研究
3 ドイツ近代史学史の研究
4 山中謙二と堀米庸三
第五章 近代資本主義の担い手を求めて――大塚久雄の近代欧州経済史研究
1 恩師本位田祥男
2 『近代欧洲経済史序説』への道
3 「マックス・ウェーバーに於ける資本主義の『精神』」
4 戦後の「大塚史学」とその批判
5 高橋幸八郎と松田智雄
第六章 「大東亜戦争の世界史的意義」――戦時下の西洋史家たち
1 イギリス植民地主義批判
2 日本諸学振興委員会と大類伸
3 戦時下の上原専禄
4 鈴木成高の歴史哲学
補章 世界史とは何か――上原専禄の世界史像と地域概念
はじめに
1 「世界史の方法」をめぐる戦後初期の状況
2 「現代アジア」と『日本国民の世界史』
3 「上原世界史」における地域概念
4 「世界史の起点」
おわりに
学術文庫版あとがき
参考文献
人名索引
製品情報
製品名 | 日本の西洋史学 先駆者たちの肖像 |
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著者名 | 著:土肥 恒之 |
発売日 | 2023年03月09日 |
価格 | 定価:1,298円(本体1,180円) |
ISBN | 978-4-06-531263-6 |
通巻番号 | 2761 |
判型 | A6 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 本書は、2012年に中央公論新社より刊行された『西洋史学の先駆者たち』に補章を加え、改題して文庫化したものです。 |