内容紹介
「西洋音楽」とは何か。それはどのように形成されてきたのか。
古代ギリシア人によって気づかれた、音の高低と数学の関係、音の並び。それは音楽として中世から近代へと西洋で練り上げられていった。
音階や半音の発見、音を重ねることへの傾きと和音原理の探究、長調・短調の整序と規則の整理、また、人間的感情の美的表現から心地よさの追求へ。
西洋音楽は、一つの「世界創造」であった。本書では、その楽理の由来、実践の発展を訪ね、自然と音楽の関係、背景にある思想の展開に焦点を当てる。
西洋音楽とは普遍性を持つものなのか。自然のなかにドレミファソラシドはあるのか。
【目次】
第1部 音楽のかたちについて
第1章 モンテヴェルディ、1600年前後の音楽
第2章 西洋音楽はどのように流れるのか?
第3章 西洋音楽における半音と三全音――予定調和のための塩と悪魔
第2部 調・調性・和声について
第4章 調と調性
第5章 調性とは何なのか
第6章 和声の成立
終 章 音楽と自然
目次
- 第1部 音楽のかたちについて
- 第1章 モンテヴェルディ、1600年前後の音楽
- 第2章 西洋音楽はどのように流れるのか?
- 第3章 西洋音楽における半音と三全音――予定調和のための塩と悪魔
- 第2部 調・調性・和声について
- 第4章 調と調性
- 第5章 調整とは何なのか
- 第6章 和声の成立
- 第7章 音楽と自然
製品情報
製品名 | 西洋音楽の正体 調と和声の不思議を探る |
---|---|
著者名 | 著:伊藤 友計 |
発売日 | 2021年02月12日 |
価格 | 定価 : 本体1,750円(税別) |
ISBN | 978-4-06-522738-1 |
通巻番号 | 744 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 240ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |
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