【対象:小学上級以上】 児童文学のトップランナー5人による夢の競作、みたび! このたびの物語で、あなたの前に、とつぜん現れるのは、移動図書館「ミネルヴァ号」でございます。ひげをはやしていて、ピシッとスーツを着こなしているおじいさんが館長、そして金ボタンの黒い制服に身を包み、長い黒髪がよく似合う若い女性が運転手。もちろんドアの向こうの車内には、さまざまな本がぎっしり詰まっています。でも、もしも、あなたが本に夢中になって、本の世界にひきこまれているうちに、車が出発してしまったら……! 気がついたときに、あなたが立っているのは、過去の世界? まだ見ぬ未来? それともいま暮らしているのとは別の世界かもしれないのですーー。 『ぐるぐるの図書室』『ぎりぎりの本屋さん』を描いた児童文学作家5人が、それぞれの作品に不思議なブックカーを登場させ、本にまつわる5色の物語をつむぎます。
1981年、神奈川県生まれ。2005年、『水妖の森』(岩崎書店)で第4回ジュニア冒険小説大賞を受賞してデビュー。『狐霊の檻』(小峰書店)で第34回うつのみやこども賞を受賞。他の著書に、「鬼遊び」シリーズ(小峰書店)、「十年屋」シリーズ(静山社)、「ふしぎ駄菓子屋 銭天堂」シリーズ(偕成社)、『おっちょこ魔女先生 保健室は魔法がいっぱい!』(KADOKAWA)、『かみさまのベビーシッター』(理論社)などがある。
1966年、福岡県生まれ。2005年、「オールドモーブな夜だから」で第46回講談社児童文学新人賞佳作に入選(『カラフルな闇』と改題して刊行)。『おとうさんの手』(講談社)が読書感想画中央コンクール指定図書に選定。『鉄のしぶきがはねる』(講談社)で第27回坪田譲治文学賞、第4回JBBY賞を受賞。他の著書に、『無限の中心で』(講談社)、『伝説のエンドーくん』(小学館)、『思いはいのり、言葉はつばさ』(アリス館)などがある。
1956年、熊本県に生まれ、東京に育つ。『フュージョン』(講談社)で第2回JBBY賞、『トーキョー・クロスロード』(ポプラ社)で第25回坪田譲治文学賞を受賞。他の著書に、「レガッタ!」シリーズ(講談社)、『ソーリ!』(くもん出版)、『この川のむこうに君がいる』(理論社)、『夏休みに、ぼくが図書館で見つけたもの』(あかね書房)、『県知事は小学生?』(PHP研究所)などがある。
1969年、東京都生まれ。『セカイの空がみえるまち』(講談社)で第3回児童ペン賞少年小説賞を受賞。他の著書に、『あした、また学校で』『となりの火星人』(ともに講談社)、『てのひらに未来』(くもん出版)、「プティ・パティシエール」「恋する和パティシエール」シリーズ(ともにポプラ社)などがある。全国児童文学同人誌連絡会「季節風」同人。
1969年、福島県生まれ。2002年、「橋の上の少年」で第36回北日本文学賞受賞。2005年、「ソニンと燕になった王子」で第46回講談社児童文学新人賞を受賞(『天山の巫女ソニン1 黄金の燕』と改題して刊行)。同作で第40回日本児童文学者協会新人賞を受賞。他の著書に、「女神のデパート」シリーズ(ポプラ社)、『チポロ』『ヤイレスーホ』(ともに講談社)などがある。ペンネームは、雪を呼ぶといわれる初冬に飛ぶ虫の名から。
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