収録作品:異世界ダイナー/魔界本紀 下剋上のゴーラン
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この第0巻Vol.17は、レジェンドノベルスの2020年2月刊2作品の冒頭部分をそれぞれたっぷり、大ボリュームで収録しています!
■収録作品
『異世界ダイナー 1 侵略のセントラルキッチン』 著:罠火擽/装画:シソ
剣と魔法の異世界に転生した元日本人のプリム。新鮮な牛肉と小麦という、元の世界同様に流通している食材を使ってハンバーガーを売りにしたダイナーを経営している。しかし、ある日突然、戦争で財を成した女騎士が貴族となって、ライバル店を出店してきた。しかもそれは、元の世界の街中で毎日のように見かけたハンバーガーのチェーン店だった!
経済の概念を大きくひっくり返し、商売仲間の存在すら危ぶむ巨大なチェーン店に対し、プリムは自分の店とプライドをかけ、勝負を挑む!
『魔界本紀 1 下剋上のゴーラン』 著:茂木 鈴/装画:lack
元日本人の青年が、オーガ族として魔界に転生した。その名をゴーラン。
魔界は現在、あちこちで戦争が勃発し、下克上上等の大戦国時代を迎えていた。加えて、魔界の住民は脳筋な奴らばかりで、特に謙遜を重んじる日本人には生きにくい世界だ。なにしろ、魔界の住民ときたら半歩下がると2歩踏み込んでくるやつらしかいない。
ゴーランは転生前の境遇により多くの武術を習っていた。さらに、武術以外にも多くの習い事をしていたので、カオスな魔界でもゴーランは単なる脳筋には遅れを取らず、かつ常に理知的であり、論理的思考と行動を実践できた。下克上(決闘)を申し込まれても並みのやつらなら負けることはない。
魔界の軍団長・ネヒョルはそんなゴーランに一目置き、要職に就かせる。軽いノリで就かされた部隊長の座だったが、それはゴーランにとって長い長い「下克上ライフ」の始まりに過ぎなかった。
オーガとして魔界に転生した現代日本人が、己の頭脳と腕っぷしで出世街道を驀進する、少年マンガ的激アツ下剋上物語!
※2019年9月刊の1巻より抜粋
©Ryaku Wanabi, Suzu Mogi
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