童謡「ぞうさん」が広く親しまれているまど・みちおさん。あたたかみのある作品世界と、日本を代表する絵本作家の一人、いもとようこさんの作品世界が軽やかなハーモニーを生み出した一冊。まど・みちお詩絵本の決定版!
まど・みちお1909年11月16日、山口県都濃郡徳山町(現在の周南市)に生まれる(本名、石田道雄)。1929年、台北工業学校を卒業し、台湾総督府道路港湾課に就職する。1934年、絵雑誌『コドモノクニ』に投稿し、北原白秋に詩・童謡を学ぶ。終戦後、郷里の徳山へ帰り、その後、神奈川県川崎市に移り住んだ。1968年、最初の詩集『てんぷらぴりぴり』で第6回野間児童文芸賞受賞。1981年、第4回巌谷小波文芸賞受賞。1994年、第20回国際アンデルセン賞作家賞受賞。2014年2月28日、104歳の生涯を閉じた。
いもと ようこ兵庫県生まれ。金沢美術工芸大学油画科卒業。貼り絵の手法による、心あたたまる世界は、幼児から大人まで、幅広く愛されている。『ねこの絵本』(講談社)『そばのはなさいたひ』(佼成出版社)で、ボローニャ国際児童図書展エルバ賞を2年連続受賞。『いもとようこ うたの絵本1』(講談社)で同展グラフィック賞受賞。その他、『とんとんとんの こもりうた』『いとしの犬 ハチ』(ともに講談社)など、多くの作品がある。
絵の内と外 谷川俊太郎の世界を描く
詩への小路 ドゥイノの悲歌
谷川俊太郎詩集 たったいま
詩集「三人」
ありちゃん あいうえお かこさとしの71音
書簡詩
残響 中原中也の詩によせる言葉
戦後詩 ユリシーズの不在
原点が存在する 谷川雁詩文集
槐多の歌へる 村山槐多詩文集
今を生きるための現代詩
山之口貘詩文集
木山捷平全詩集
厄除け詩集
中原中也全詩歌集
中原中也全訳詩集
大関松三郎詩集 山芋
詩集 おかあさん
詩集 サッちゃん