内容紹介
目次
プロローグ モーツァルトに「名曲」を求めて
英雄の条件 ―― <英雄交響曲>と<英雄の生涯>
名曲が認められるまで―― チャイコフスキーの二大協奏曲
編曲の魅力を捉える ――ドビュッシーとラヴェル
≪雨だれ≫の構造 ――ショパンの省略法について
<指環>の構図 ――ヴァーグナーのライトモチーフとは…
≪トロイメライ≫をめぐって ――情緒か、構造か
改作の意味を探る ――ブルックナーの交響曲をめぐって
三つの未完成交響曲 ――シューベルト-ブルックナー ―マーラー
形式のコンプレックス ――<第九交響曲>を解剖する
エピローグ ――マーラー「復活の歌」
あとがき
学術文庫版解説 岡田暁生(京都大学人文科学研究所教授)
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