小説で楽しく歴史が学べるって本当ですか? 今を代表する6人の人気作家が戦国時代のキーワードを元に短編小説を書き下ろし。さらに各作品に解説・ブックガイドも。楽しく読んで、楽しく学ぶ。戦国がもっと好きになる! 【おもな内容】 1限目 下剋上・軍師・・・矢野隆先生(「一時の主」) 2限目 合戦の作法・・・木下昌輝先生(「又左の首取り」) 3限目 海賊・・・天野純希先生(「悪童たちの海」) 4限目 戦国大名と家臣・・・武川佑先生(「鈴籾の子ら」) 5限目 宗教・文化・・・澤田瞳子先生(「蠅」) 6限目 武将の死に様・・・今村翔吾先生(「生滅の流儀」) ホームルーム(解説・ブックガイド)・・・末國善己先生
1979年愛知県生まれ。愛知大学文学部史学科卒業後、2007年に「桃山ビート・トライブ」で第20回小説すばる新人賞を受賞しデビュー。2013年『破天の剣』で第一九回中山義秀文学賞を受賞。近著に『もののふの国』など。
1984年京都府生まれ。2017年『火喰鳥 羽州ぼろ鳶組』でデビューし、同作で第七回歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。「羽州ぼろ鳶組」は大ヒットシリーズとなり、第四回吉川英治文庫賞候補に。18年「童神」(刊行時『童の神』に改題)で第十回角川春樹小説賞を受賞、同作は第160回直木賞候補となった。近著に『てらこや青義堂 師匠、走る』、他の文庫書き下ろしシリーズに「くらまし屋稼業」がある。
1974年奈良県生まれ。近畿大学理工学部建築学科卒。2012年「宇喜多の捨て嫁」でオール讀物新人賞を受賞。14年、受賞作を含む単行本『宇喜多の捨て嫁』が直木賞候補となり、15年に第四回歴史時代作家クラブ賞、第九回舟橋聖一文学賞、第二回高校生直木賞を受賞した。近著に『金剛の塔』などがある。
1977年京都市生まれ。同志社大学文学部文化史学専攻卒、同大学院博士前期課程修了。2010年『孤鷹の天』で小説家デビュー。同作により第17回中山義秀文学賞を最年少受賞。13年『満つる月の如し』で第2回本屋が選ぶ時代小説大賞ならびに第32回新田次郎文学賞を受賞。近著に『月人壮士』など。
198年神奈川県生まれ。立教大学文学研究科博士課程前期課程(ドイツ文学専攻)卒。書店員、専門紙記者を経て、2016年、「鬼惑い」で第1回「決戦!小説大賞」奨励賞を受賞。甲斐武田氏を描いた書き下ろし長編『虎の牙』でデビュー。同作は第7回歴史時代作家クラブ新人賞を受賞。アンソロジー『決戦!設楽原』にも参加している。近著に『落梅の賦』がある。
1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』にて第21回小説すばる新人賞を受賞。時代・歴史小説を中心に執筆し、人気ゲームや大ヒットマンガのノベライズも手がける注目の気鋭作家。近著に『朝嵐』など。
1968年広島県生まれ。文芸評論家。明治大学卒。専修大学大学院博士後期課程単位取得退学。おもな著書に『夜の日本史』など。