その日、藤原家に縁ある邸に生まれたのは珠のような姫君。名を花房といい、都の陰陽師たちが「傾国の女性」と予言し、抹殺しようとした存在だった。両親は花房を守るために性別を偽り、男として育てることを決心する。一方、誕生したのが甥だと信じて疑わない藤原道長は、見目麗しく賢く成長した花房を溺愛し、我が子のように連れまわすが……。栄華と陰謀が入り乱れる、百花繚乱の平安絵巻全4冊合本版。
©東芙美子 2019
講談社 学習まんが 日本の歴史(5) 貴族の栄華
池沢 理美,遠藤 慶太,講談社
百人一首 うたものがたり
水原 紫苑
藤原行成「権記」全現代語訳(中)
倉本 一宏
桜花傾国物語 花の盛りに君と舞う
東 芙美子,由羅 カイリ
中世武士団
石井 進
貴人花葬 斎姫異聞
宮乃崎 桜子,浅見 侑
藤原道長の日常生活
すらすら読める枕草子
山口 仲美
探偵は御簾の中 白桃殿さまご乱心
汀 こるもの
女たちの平安宮廷 『栄花物語』によむ権力と性
木村 朗子
藤原道長「御堂関白記」を読む
天皇と摂政・関白
佐々木 恵介
桜花傾国物語 嵐の中で君と逢う
桜花傾国物語 月下の親王