「権力の暴走を許してはいけない」 すべてが実話。迫力と感動の法廷ドキュメント 罪を犯したかもしれない人物の車に警察が勝手にGPSを取り付け、徹底的に行動を把握する行為を繰り返していた――。令状なき捜査は許されるのか。警察が、一般市民の行動確認を行う危険性はないのか。 2017年に「令状なきGPS捜査は違法」の最高際判決を日本で初めて勝ち取った弁護団。その弁護団を率いた女性弁護士の奮闘とチームの苦悩・活躍を描く。
かめいし・みちこ弁護士。2009年大阪弁護士会に登録。刑事事件専門の法律事務所に入所。在籍6年間で担当した刑事事件は、200件以上。特に、窃盗症(クレプトマニア)や性犯罪の弁護経験が豊富であるほか裁判員裁判の対象となる重大事件も20件以上担当している。2016年に法律事務所エクラうめだを開設。これまで培ってきた刑事弁護の経験とノウハウを生かし、女性弁護士ならではの視点ときめ細かさを活かし、離婚や男女トラブルも数多く手掛ける。
にった・まさお1966年横浜市生まれ。1990年明治大学商学部卒業。10年間の会社勤めののち、2000年よりライターを名乗る。ノンフィクションの執筆、ビジネス書のライティングを手がける。著書に『山田洋次 なぜ家族を描き続けるのか』(ダイヤモンド社)がある。
裁判官も人である 良心と組織の狭間で
民事裁判入門 裁判官は何を見ているのか
ニッポンの裁判
和解という知恵
絶望の裁判所
冤罪と裁判
裁判員制度の正体
裁判員に選ばれたら
〈冤罪〉のつくり方
もうひとつの「帝銀事件」
アフター・ザ・クライム 犯罪被害者遺族が語る「事件後」のリアル
裁判員Xの悲劇
開かれた扉―ハンセン病裁判を闘った人たち
権力の犯罪
冤罪はこうして作られる