内容紹介
記紀の記述の相違から倭建命に深くかかわる精神、能「大原御幸」の演者の一瞬の間に隠れた真実を感得する魂。芸術・文学に造詣深い著者が、誘われるごとく、業平、小町、世阿弥、蝉丸、継体天皇、惟喬親王等、12人の縁りの地を訪ね歩き、正史に載らぬもう一つの姿を鮮やかに描き出す。伝承・伝説を語り継いだ名もない人々“語り部”、その心に、共鳴し、慈しむ、白洲正子の独創的古典へのエッセイ。
製品情報
製品名 | 古典の細道 |
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著者名 | 著:白洲 正子 |
発売日 | 2017年04月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,100円(税別) |
ISBN | 978-4-06-295513-3 |
判型 | 小B6 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫ワイド |
初出 | 本書は、1994年11月に講談社文芸文庫より刊行された『古典の細道』の版面を拡大したワイド版です。同書の底本には、1970年12月刊新潮選書『古典の細道』を使用しました。なお底本の各章の扉に掲載されている写真は割愛しました。 |