内容紹介
興里改め虎徹の刀は評判を呼ぶ。刀剣好きの吉原の花魁勝山も刀に魅せられ、、虎徹に入れこんでいく。だが越前の甲冑師だった興里と勝山には因縁があったのだった。ある日、虎徹の仕事場が荒らされる。同業者の嫌がらせか、それとも由比正雪の隠し金を狙った者の仕業なのか。床から大判小判を掘り出した夜、虎徹たちは襲撃者に囲まれていた。そして南蛮鉄を取り入れるなど工夫を凝らす虎徹は、はたして究極の刀をつくり出せるのか?
目次
- 【蜜罠】花の吉原に誘う勝山太夫
- 【黄金】刀屋幸助の秘めたる大望
- 【正宗】刀匠魂が散らす命の火花
- 【白鳥】伊達家を舞台のお家騒動
- 【大川】船で高尾太夫の吊し斬り
- 【夜桜】わんざくれ命尽きるまで
製品情報
製品名 | 半百の白刃(下) 虎徹と鬼姫 |
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著者名 | 著:長辻 象平 |
発売日 | 2017年07月14日 |
価格 | 定価 : 本体700円(税別) |
ISBN | 978-4-06-293697-2 |
判型 | A6 |
ページ数 | 384ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |