芭蕉の言葉 『去来抄』〈先師評〉を読む

講談社学術文庫
バショウノコトバキョライショウセンシヒョウヲヨム
  • 電子あり
芭蕉の言葉 『去来抄』〈先師評〉を読む
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内容紹介

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目次

  • 発想の機構/発句の条件/名勝俳句の詠み方・読み方/主宰者たる者の姿勢/肯定、評価された俗情/表現の「いやしさ」の排除/主宰の出身地への影響力/類句のこと/釈教句の詠み方/着眼点の模倣/内面世界の形象化/作者と作品/新奇な言葉への警告/一句の働き/作りものとしての俳句の面白さ/「さび」の美のバリエーション/主観句と客観句/鑑賞ということ/時と情/句の構造/〈手柄〉ということ/発句の余情/心余りて詞たらず/作品を理解するということ/俗談平話/俳意/ふれる・ふれぬの論/句のはしり・心のねばり/フィクション俳句/付合の要諦/歳旦三つ物の脇/「手帳」/素材の吟味/花の定座のこと/位のこと/甘味─恋の座/長高い発句/算用を合わせた発句

製品情報

製品名 芭蕉の言葉 『去来抄』〈先師評〉を読む
著者名 著:復本 一郎
発売日 2016年03月11日
価格 定価:1,122円(本体1,020円)
ISBN 978-4-06-292355-2
通巻番号 2355
判型 A6
ページ数 304ページ
シリーズ 講談社学術文庫
初出 本書は1999年4月に邑書林から刊行された『芭蕉の言葉――去来抄新々講』のサブタイトルを改題したものです。なお、初出は「俳句四季」1995年4月号~1996年9月号です。また、新たに付録として田辺文里著『去来抄解』<先師評>を収めました。

著者紹介

著:復本 一郎(フクモト イチロウ)

復本一郎(ふくもと・いちろう)

1943年、愛媛県宇和島市に生まれる。横浜市で育つ。早稲田大学第一文学部文学科国文学専修卒業。同大学大学院文学研究科日本文学専攻博士課程単位取得満期退学。福岡教育大学、静岡女子大学、静岡大学を経て、神奈川大学経営学部教授。現在、神奈川大学名誉教授。文学博士。『芭蕉における「さび」の構造』で窪田空穂賞受賞。また、俳句分野の功績に対して第9回横浜文学賞を受賞。『俳句と川柳』(講談社学術文庫)、『俳句とエロス』(講談社現代新書)『芭蕉歳時記』(講談社選書メチエ)、『芭蕉俳句16のキーワード』(NHKブックス)、『江戸俳句夜話』(NHKライブラリー)など著書多数。

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