内容紹介
+ もっとみる
目次
- 学術文庫版まえがき
- はじめに
- 第一章 富本銭の発見
- 1 文献記録への疑問
- 2 江戸時代から知られていた富本銭
- 3 富本銭の再発見
- 4 飛鳥池遺跡の造幣所跡
- 5 富本銭の年代を推理する
- 6 富本銭の出土地
- 7 富本銭の七星の意味
- 8 厭勝銭ではなかった富本銭
- 第二章 最古の貨幣の追求
- 1 貨幣関係法令を読み解く
- 2 最古の貨幣についてのさまざまな説
- 3 考古学者の考え方
- 第三章 無文銀銭とは何か
- 1 最初の発見
- 2 崇福寺塔跡からの出土
- 3 無文銀銭の出土例
- 4 無文銀銭の年代を推理する
- 5 刻印と文字
- 6 無文銀銭の重量
- 7 無文銀銭は実用流通銭だった
- 第四章 和同開珎の真相
- 1 さまざまな和同開珎
- 2 無文銀銭と和同銀銭の交換比率が語るもの
- 3 養老六年のレート改定の意味
- 4 和同銀銭はなぜ作られたのか
- 5 無文銀銭の発行者
- 6 和同開珎銀銭と銅銭は等価だった
- 7 「和同かいほう」か「和同かいちん」か
- 第五章 日本の初期貨幣の独自性
- 1 中国の銅銭価値との比較
- 2 銅銭禁止の真の理由
- 3 銅銭の強化策
- 4 名目貨幣として作られた銅銭
- 5 私鋳の禁止
- 第六章 貨幣発行の歴史的背景
- 1 銀山と銅山の実態
- 2 歴史的背景
- 第七章 貨幣の誕生
- 1 貨幣とは何か
- 2 国際通貨としての銀
- 3 貨幣の誕生と初期貨幣の性格
- 4 琉球の開元通寶と中世の貨幣流通
- 5 覆された従来の研究
- 追加新章 藤原京『門傍』木簡の発見--さらなる展開
- 略年表と資料抜粋
- あとがき
製品情報
製品名 | 日本古代貨幣の創出 無文銀銭・富本銭・和同銭 |
---|---|
著者名 | 著:今村 啓爾 |
発売日 | 2015年05月09日 |
価格 | 定価:968円(本体880円) |
ISBN | 978-4-06-292298-2 |
通巻番号 | 2298 |
判型 | A6 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 本書の原本『富本銭と謎の銀銭 貨幣誕生の真相』は、2001年に小学館より刊行されました。文庫化にあたり改題し、追加新章を加えました。 |