内容紹介
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目次
- 第1章 反歴史との対話
- 1 歴史の恥辱
- 2 小林秀雄と「反歴史的概念」
- 3 さまざまな歴史の歴史
- 4 人類学と引き裂かれた意識
- 5 自然と構造
- 6 歴史のパラドクス
- 7 イエスを反復する
- 8 強い歴史、弱い歴史
- 9 歴史の欠乏と過剰
- 第2章 無意識・映画・存在論――思考しえぬものの思考の準備
- I 思考を脅かすものについて
- 1 思考の異物?
- 2 哲学の批評
- 3 小林秀雄と映画
- 4 純粋な起源との親密性
- 5 冥界の小林秀雄に
- II 精神分析と存在論のあいだ
- 1 自然は対象化されない、あるいはマルクス
- 2 存在論と自然とテクネー
- 3 無意識と対象化
- III イメージ空間について
- 1 映画の両義性とベンヤミン
- 2 シュルレアリスムとファシズム
- IV 幸福あるいは消尽
- 1 アルチュセールの異化
- 2 弁証法と至高性
- 3 終焉と「到来しないもの」
- 第3章 歴史のカタストロフ
- 1 歴史を引き裂く時間
- 2 歴史が「繋留」であることについて
- 3 歴史のカタストロフィックな経験
- 4 自同性は構成されなければならない
- 第4章 流れと螺旋
- 1 『司馬遷』の歴史
- 2 『レイテ戦記』の歴史哲学
- 3 流れの地図
- 4 フーコーの歴史批判
- 引用文献
- 初出一覧
- 学術文庫版あとがき
製品情報
製品名 | 反歴史論 |
---|---|
著者名 | 著:宇野 邦一 |
発売日 | 2015年04月11日 |
価格 | 定価:1,100円(本体1,000円) |
ISBN | 978-4-06-292293-7 |
通巻番号 | 2293 |
判型 | A6 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社学術文庫 |
初出 | 本書の原本は、2003年にせりか書房から刊行されました。 |
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