かくしてひとり離れて修行し歩くがよい、あたかも一角の犀そっくりになって――。『法句経(ダンマパダ)』とともに原始仏典の中でも最古層とされる『スッタニパータ』。最初期の仏教思想と展開を今に伝えるこの経典は、釈尊に直結する教説がまとめられ、師の教えに導かれた弟子たちが簡素な生活のなかで修行に励み、解脱への道を歩む姿が描き出される珠玉の詞華集である。2400年前の金口直説を平易な現代語で読む。
1936年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程修了。京都大学名誉教授。専攻はインド哲学、仏教学。著書に『北朝隋唐中国仏教思想史』『ブッダのことばから浄土真宗へ』、翻訳に『宝積経』『十地経』『世親論集』などがある。
1951年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程中退。佛教大学教授。専攻は仏教学、浄土学。著書に『倶舎論註 ウパーイカーの研究 訳註篇』『傍訳選択本願念仏集』『倶舎論の原典研究 随眠品』などがある。
1954年生まれ。京都大学文学部哲学科卒業、 同大学院博士課程修了。大阪大学教授。専攻は中国哲学、インド哲学、仏教学。著書に『真理の偈と物語「法句譬喩経」現代語訳』『ブッダゴーサの著作に至るパーリ文献の五位七十五法対応語』などがある。
ブッダ(火の鳥伝記文庫)
完訳 ブッダチャリタ
唯識の思想
インド仏教思想史
ヨーガの哲学
仏教誕生
ブッダ論理学五つの難問
インド哲学七つの難問
ブッダのおしえ 真訳・スッタニパータ
ビックリ! インド人の頭の中―超論理思考を読む
インド仏教の歴史
龍樹
ウパニシャッド
釈尊のさとり
仏陀の観たもの