内容紹介
目次
- 序 火あぶりにされたサンタクロース
- レヴィ=ストロースの見解/資本主義的クリスマスのアイコン ほか
- 1章 なぜ12月25日になったのか
- いつ生まれたかはわからない/テオドシウスははめられた ほか
- 2章 戦国日本のまじめなクリスマス
- ザビエルの布教/京都での布教活動/信長と秀吉の教え ほか
- 3章 隠れた人と流された人の江戸クリスマス
- 鎖国の真実/漂流者たちの見聞 ほか
- 4章 明治新政府はキリスト教を許さない
- あくまで黙許/大日本帝国憲法28条の真意 ほか
- 5章 「他者の物珍しい祭り」だった明治前期
- 神田祭のような気持ちで/千人にのし餅を配る
- 6章 クリスマス馬鹿騒ぎは1906年から始まった
- 少女作家のクリスマス小説/教会での軍歌/余興に落語や講談 ほか
- 7章 どんどん華やかになってゆく大正年間
- 日光東照宮の飾りの中に/クリスマス休戦
- 8章 クリスマスイブを踊り抜く昭和初期
- クリスマスの夜に汚物をまく/満州事変くらいでは熱狂はおさまらない ほか
- 9章 戦時下の日本人はクリスマスをどう過ごしたか
- 8年間の異様な時期/警視庁の取り締まり宣言/「小癪なXマスの贈物」 ほか
- 10章 敗戦国日本は、狂瀾する
- 明確な乱痴気騒ぎ/天声人語の苦言/「一夜あければ『よごれし、この朝』」 ほか
- 11章 戦前の騒ぎを語らぬふしぎ
- ひとつの人格の裏表/キリスト教徒ではないから、騒ぐ ほか
- 12章 高度成長期の男たちは、家に帰っていった
- ホームクリスマスが盛んに/イブに起きた新宿ツリー爆弾事件 ほか
- 13章 1970年代、鎮まる男、跳ねる女
- 消費の主体は男性から女性へ/子供向けイベントへの収束 ほか
- 14章 恋する男は「ロマンチック」を強いられる
- 「アンノン族」の登場と新しい消費/「キラキラした部分」が好き ほか
- 15章 ロマンチック戦線から離脱する若者たち
- クリスマス・ファシズム/騒ぎの鎮静化とハロウィン ほか
- 終章 日本とキリスト教はそれぞれを侵さない
製品情報
製品名 | 愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか |
---|---|
著者名 | 著:堀井 憲一郎 |
発売日 | 2017年10月18日 |
価格 | 定価:924円(本体840円) |
ISBN | 978-4-06-288401-3 |
通巻番号 | 2401 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |
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