下り坂をそろそろと下る

講談社現代新書
クダリザカヲソロソロトクダル
  • 電子あり
下り坂をそろそろと下る
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内容紹介

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目次

  • 序 章 下り坂をそろそろと下る
  • 小さな国/スキー人口はなぜ減ったか/三つの寂しさと向き合う/ちっとも分かっていない
  • 第一章 小さな島の挑戦――瀬戸内・小豆島
  • 島の子どもたち/キラリ科/なぜ、コミュニケーション教育なのか/人口動態の変化/Iターン者の増加/島に出会った理由/農村歌舞伎の島/町の取り組み/小豆島高校、甲子園出場
  • 第二章 コウノトリの郷――但馬・豊岡
  • 環境と経済の共生/城崎国際アートセンター/短期的な成果を問わない/城崎という街/アーティストのいる街/小さな世界都市/未来へ/豊岡でいいのだ
  • 第三章 学びの広場を創る――讃岐・善通寺
  • 四国学院大学/大学入試改革/大阪大学リーディング大学院選抜試験/三位一体改革の本質とは何か/四国学院大学の新しい試験制度/地域間格差の恐れ/変われない地域/伊佐市
  • 第四章 復興への道――東北・女川、双葉
  • 福島の金/女川/獅子振り/高台移転/番屋の力/ふたば未来学園/低線量被曝の時代を生きる/対話劇を創る/地域の自立再生とは何か
  • 第五章 寂しさと向き合う――東アジア・ソウル、北京
  • 『新・冒険王』/日韓ワールドカップと嫌韓の始まり/インターネットという空間/確証バイアス/韓国の病/ヘル朝鮮/北京へ/文明と文化の違い/新幹線はなぜ売れないのか/文明の味気なさに耐える/安全とは何か/零戦のこと/最大の中堅国家/安倍政権とは何か/二つの誤謬
  • 終 章 寛容と包摂の社会へ
  • 『坂の上の雲』/四国のリアリズム/人口減少問題の本質とは何か/偶然の出会いがない/何が必要か/亡びない日本へ

製品情報

製品名 下り坂をそろそろと下る
著者名 著:平田 オリザ
発売日 2016年04月13日
価格 定価:946円(本体860円)
ISBN 978-4-06-288363-4
通巻番号 2363
判型 新書
ページ数 240ページ
シリーズ 講談社現代新書

著者紹介

著:平田 オリザ(ヒラタ オリザ)

1962年、東京生まれ。国際基督教大学在学中に劇団「青年団」結成。戯曲と演出を担当。現在、東京藝術大学COI研究推進機構 特任教授、大阪大学コミュニケーションデザイン・センター客員教授。2002年度から採用された国語教科書に掲載されている平田のワークショップ方法論により、多くの子どもたちが、教室で演劇を創る体験をしている。戯曲の代表作に『東京ノート』(岸田國士戯曲賞受賞)、『その河をこえて、五月』(朝日舞台芸術賞グランプリ受賞)、著書に『演劇入門』『演技と演出』『わかりあえないことから―コミュニケーション能力とは何か』(以上、講談社現代新書)、『芸術立国論』(集英社新書)、『新しい広場をつくる―市民芸術概論綱要』(岩波書店)、小説『幕が上がる』(講談社文庫)など多数。

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