内容紹介
+ もっとみる
目次
- 第1章 津波と未曾有
- 「未曾有」という言葉/「人は忘れる」という大原則がある/「失敗学」と「津波」/津波に「対抗」するのか「備える」のか/田老地区の二つの防潮堤/逃げなかった高齢者と逃げられなかった介護者/「情」と「職業倫理」が判断を狂わせる/信玄堤に見る「いなす」「すかす」思想/それでも人は海岸に住む/記憶を少しでもとどめるために etc.
- 第2章 原発と想定外
- 「想定外」という言葉/「想定」について考える/「見たくないものは見えない」「聞きたくないことは聞こえない」/津波のデータも「見たくないものは見えない」/組織事故という考え方/絶対安全の虚構/事故調査についての考え方/忘れ去られた技術の系譜/地震国日本における想定/原発はなぜ必要だったのか/本質安全で設計できるか/リスクとベネフィット etc.
- 第3章 日本で生きるということ
- 日本は北と西に分断されている/崩れを止める人々/満濃池以来のダム決壊について 思ったこと/「八ッ場ダム」「スーパー堤防」について考える/首都圏水没の可能性 /歴史は繰り返す、自然災害もまた/日本人を日本人たらしめてきたもの etc.
製品情報
製品名 | 未曾有と想定外─東日本大震災に学ぶ |
---|---|
著者名 | 著:畑村 洋太郎 |
発売日 | 2011年07月15日 |
価格 | 定価:792円(本体720円) |
ISBN | 978-4-06-288117-3 |
通巻番号 | 2117 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 200ページ |
シリーズ | 講談社現代新書 |