内容紹介
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目次
- 第一章 古墳と水のまつり
- 小高い丘や山にしか見えない前方後円墳
- パンクでロックな前方後円墳
- 古墳をめぐる根本的な謎
- 殉葬を禁じた垂仁天皇
- ピラミッドは公共事業だった?
- 河内王朝は新王朝ではない
- 水はけの悪かった大阪
- 前方後円墳造営の目的のひとつは治水事業だった?
- 導水施設から何が分かるのか
- 古墳に残された水の祭祀
- 神と水の強いつながり
- 前方後円墳とはヒトの「蕩尽」そのもの
- 第二章 古代人の信仰と前方後円墳
- 前方後円墳は権力の象徴なのか?
- 前方後円墳は平和な時代の象徴
- 出雲の四隅突出型墳丘墓の謎
- 吉備の特殊器台形土器と双方中円式墳丘墓
- 出雲と吉備社会の変貌
- 日本は朝鮮半島に圧倒されたわけではない
- 死生観の歴史
- 変化した埋葬文化
- なぜ遺体を放置したのか
- 神話の黄泉の国は横穴式石室と同じ?
- なぜ死体が腐るまで放置したのか
- 縄文人も遺骸を白骨化させていた
- 殯にまつわるさまざまな考え
- 伊勢の神と斎王の聖婚
- 第三章 古墳誕生と物部氏の謎
- ヤマト建国と前方後円墳の誕生の詳細を知っていた?
- 箸墓に出雲と吉備がからんでいたという話
- 古墳時代は物部系の時代
- 饒速日命は大物主神のこと?
- 王権が物部氏の祭祀も継承した?
- 『日本書紀』のウソ
- 前方後円墳体制に幕を下ろしたのも物部氏
- 前方後円墳からヤマト建国の真相を探る
- 『日本書紀』に無視された尾張氏
- 出雲を追い詰めたのは吉備と尾張
- なぜヤマトの中心が盆地の東南なのか
- 近江邪馬台国説の根拠となった伊勢遺跡
- 神功皇后は邪馬台国と同時代人?
- 敗れた者が王に立てられた
- 第四章 前方後円墳と太陽信仰
- 棚ぼた式の安定がもたらされたヤマト
- 祖神を祭るという日本的な風習
- 古墳は恐ろしい場所という発想
- 遺体を壊していたのは復讐だった?
- 天皇陵を暴かないと古代史は解けない?
- ピラミッドは太陽信仰と関わりが深い?
- 太陽神と巫女の聖婚は再生の呪術
- 古墳がそこに造られた意味
- 前方後円墳と太陽信仰
製品情報
製品名 | 前方後円墳の暗号 |
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著者名 | 著:関 裕二 |
発売日 | 2017年01月20日 |
価格 | 定価:759円(本体690円) |
ISBN | 978-4-06-281704-2 |
判型 | A6 |
ページ数 | 264ページ |
シリーズ | 講談社+α文庫 |