津波と原発

講談社文庫
ツナミトゲンパツ
  • 電子あり
津波と原発
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内容紹介

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目次

  • 文庫版のためのまえがき
  • 第一部  日本人と大津波
  •         重みも深みもない言葉/志津川病院の中に入って/おかまバーの名物ママの消息/壊        滅した三陸の漁業/熱も声もない死の街/「何も考えずに逃げる」/「英坊」は生きてい        るか/「ジャニーズ」の電源車/高さ十メートルの防潮堤/嗚咽する「定置網の帝王」/        日本共産党元文化部長・山下文男/九歳で昭和大津波に遭遇/「津波は正体がわから        ない」
  • 第二部  原発街道を往く
  •  第一章 福島原発の罪と罰
  •         逮捕覚悟で原発地帯に入って/浜通り原発銀座/東電OL・渡辺康子とメルトダウン/         現代版「原発ジプシー」/無人の楢葉町と「天守閣/満開の桜と野犬化したペット禁止         区域に入る牧場主/地獄の豚舎にあった「畜魂碑」/原発には唄も物語もない/ホウレ        ン草農家の消息/陸軍の飛行場が原発に/天明の飢饉と集団移民
  •  第二章 原発前夜――原子力の父・正力松太郎
  •         原子力開発の父と「影武者」/読売新聞の原子力キャンペーン/核導入とCIA/原子力        平和利用博覧会/英国からの招待状/欧米の原子力事情視察/東海村の火入れ式         /天覧原子炉/正力の巨大な掌の上で/「原子力的日光浴」の意味するもの  
  •  第三章 なぜ「フクシマ」に原発は建設されたか
  •         フクシマと「浜通り」の人びと/塩田を売却した堤康次郎の魂胆/木川田一隆と木村守         江の接点/原発を導入した町長たち/反対派町長・岩本忠夫が「転向」した理由/東京        電力の策謀/原発労働はなぜ誇りを生まないか/浜通り出身の原子炉研究者 
  • あとがき
  • 解説 菅原文太

製品情報

製品名 津波と原発
著者名 著:佐野 眞一
発売日 2014年02月14日
価格 定価:704円(本体640円)
ISBN 978-4-06-277799-5
判型 A6
ページ数 304ページ
シリーズ 講談社文庫
初出 2011年6月に小社より刊行された。文庫化にあたり、一部を加筆・修正した。

著者紹介

著:佐野 眞一(サノ シンイチ)

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞。

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