前夜のものがたり

1950年福井県生まれ。早稲田大学文学部中退後、渡仏、エール・フランスに勤務。'80年帰国後、執筆活動に入る。'86年『野望のラビリンス』で作家デビュー。'95年『鋼鉄の騎士』で日本推理作家協会賞、日本冒険小説協会大賞特別賞、'96年『巴里(パリ)からの遺言』で日本冒険小説協会大賞(短編部門)受賞。'97年の『樹下の想い』などで恋愛小説にも新境地をひらき、'99年『求愛』で島清恋愛文学賞、2001年『愛の領分』で直木賞受賞。ほかに『恋しい女』『壁画修復師』『リミックス』『戦力外通告』『いつかは恋を』『喜の行列 悲の行列』『たまゆらの愛』など著書多数。