内容紹介
紋蔵が深川の元締め殺しの背後にある事情に心痛めていた折り、例繰方での経験を生かして、将軍の御前で裁きを披露する「吹上上聴」で扱う事件に、先例がないことを確かめてくれと頼まれた。が、先例を知っていた紋蔵は苦慮の末に逆転の手を閃いて……。定廻りに任じられた紋蔵の葛藤を描いた好評短編連作。「物書同心居眠り紋蔵シリーズ」第7弾。(講談社文庫)
ご存じ「居眠り紋蔵」シリーズ、最新刊! 晴れて南の定廻り同心へと昇進した藤木紋蔵。座業の「例繰方」へは戻りたくないが、培った経験・知識は何者にも代え難く、しきりに頼られる。やはり天職なのか?
目次
- 蘭長者簑吉の名誉
- 時の物売りと卵の値
- それでも親か
- 大坪本流馬術達者のしくじり
- 坊主びっくり貂の皮
- そそっかしい御武家
- 落ち着かぬ毎日
- 白い息
製品情報
製品名 | 白い息 物書同心居眠り紋蔵 |
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著者名 | 著:佐藤 雅美 |
発売日 | 2008年02月15日 |
価格 | 定価 : 本体648円(税別) |
ISBN | 978-4-06-275963-2 |
判型 | A6 |
ページ数 | 416ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | ’05年2月に小社より刊行。 |