内容紹介
食したまえ、この肉を……浦登(うらど)家の面々が唱和する。〈ダリアの宴〉に参加した中也の身には何が? 激しい嵐で外界と途絶された中で、ついに勃発する不可解な連続殺人。その被害者は? その犯人は? その動機とは? ……謎は複雑怪奇に絡み合い、暗黒館の闇とともに、ひたすらに深まりゆく!!(全四巻)
黒絹糸が絡まり合う如く宙を舞う“視点”。いくつもの伏線が織りなすラストへの驚愕。ゴシックホラーの美を纏(まと)ったこの長編ミステリ小説は、何よりも美しい闇が溢(あふ)れすぎるほどに溢れている。そう、馨(かぐわ)しき、闇。――宝野アリカ(ALI PROJECT)<文庫版第四巻巻末に収録の「特別寄稿◆暗黒館の諸相」より抜粋>
製品情報
製品名 | 暗黒館の殺人(二) |
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著者名 | 著:綾辻 行人 |
発売日 | 2007年10月16日 |
価格 | 定価 : 本体880円(税別) |
ISBN | 978-4-06-275856-7 |
判型 | A6 |
ページ数 | 488ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 本書は’04年9月に講談社ノベルスとして刊行された『暗黒館の殺人』上下巻を、文庫化にあたり四分冊にした第ニ巻。 |