内容紹介
夫婦って、家族ってなんだろう? 愛でも嫉妬でもない、なにかもっと厄介なものをど真ん中に抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 3LDK35年ローン、郊外のマンションに暮らす30代夫婦の生活を揺らす、さざ波のような出来事を通して、現代の家族のあてどない姿をリアルに描いた傑作長篇小説。
夫婦が暮らす どこでもない場所
夫婦って、家族ってなんだろう? 愛でも嫉妬でもない、なにかもっと厄介なものをど真ん中に抱えて、私たちはどこへ向かうのだろう? 3LDK35年ローン、郊外のマンションに暮らす30代夫婦の生活を揺らす、さざ波のような出来事を通して、現代の家族のあてどない姿をリアルに描いた傑作長篇小説。
目次
- その1 ナシング坂
- その2 第2太陽荘
- その3 遭難船、あるいはかつての新築戸建て
- その4 隠れ家、もしくはレミ共和国
- その5 パーティ、梅干し、犬捜し
- その6 母帰る
- その7 鍵と鍵穴
- その8 さざ波は大きな波のうねりへと
- その9 どこでもない場所
- その10 郊外の家、芝生の庭
- その11 熊女あらわる
- その12 家族写真
製品情報
製品名 | 庭の桜、隣の犬 |
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著者名 | 著:角田 光代 |
発売日 | 2007年09月14日 |
価格 | 定価:649円(本体590円) |
ISBN | 978-4-06-275845-1 |
判型 | A6 |
ページ数 | 320ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 『群像』’03年5月号~’04年4月号掲載、’04年9月に小社より単行本として刊行。 |