もうどこにも、逃れる場所はない。2002年版「このミステリーがすごい!」第2位、第4回大藪春彦賞受賞。九野薫、36歳。本庁勤務を経て、現在警部補として所轄勤務。7年前に最愛の妻を事故でなくして以来、義母を心の支えとしている。不眠。同僚花村の素行調査を担当し、逆恨みされる。放火事件では、経理課長及川に疑念を抱く。わずかな契機で変貌していく人間たちを絶妙の筆致で描きあげる犯罪小説の白眉。(講談社文庫)
ザ・ベストミステリーズ2020
日本推理作家協会
ピットフォール
堂場 瞬一
ハサミ男
殊能 将之
invert 城塚翡翠倒叙集
相沢 沙呼
恩讐の鎮魂曲
中山 七里
硝子の探偵と消えた白バイ
小島 正樹
小説の神様
悪徳の輪舞曲
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明
柚月 裕子
スリジエセンター1991
海堂 尊
虹の歯ブラシ 上木らいち発散
早坂 吝
トランプ殺人事件
竹本 健治