内容紹介
美しい日本語で読む、暮らしのなかの愉しみ。手紙や着物など日々の事ごと、露伴・文の思い出をいきいきと綴る。なつかしい人の絵手紙。下戸の好きな酒の肴。道端でよく会う老トラ猫。青木玉は、なによりも生活の巧者である。日々をていねいに暮らすなかで見出される、小さいけれどもかけがえのないことごとを、祖父・幸田露伴、母・幸田文と過ごした小石川の家の3代の思い出とともに、みずみずしく綴るエッセイ。(講談社文庫)
目次
- 手もちの時間
- 泣くお椀
- しもやけ
- 飲めるかな
- 二日の月
- 小さいとき
- 繕いもの
- 種を持つ花
- しまった
- 土膏動く
- 花吹雪
- 千代紙
- 着たいもの
- 足もと
- 蕎麦の酒
- 離れる
- 光の中
- たけのこ
- 丁寧な暮し
- ホットケーキ
- クリームソーダ
- 腰抜け休日
- トラチャン
- 手
- 半年
- 過ぎた時
- 梅雨ぞらの下に
- 夏すがた
- 露しば
- 掛け声
- イグアナ
- お菓子と子供
- お土産
- 楽しさの末広がり
- 豆電通学
- ひととき
- 人を育てる
- くせ
- 罰
- 小林さんの絵手紙
- むかし正月
- 十年振りのお正月
- 江戸小紋
- 美しく丹念な道楽
- 小さな旅
- みんなでした旅
- お揃い
製品情報
製品名 | 手もちの時間 |
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著者名 | 著:青木 玉 |
発売日 | 2002年11月15日 |
価格 | 定価 : 本体495円(税別) |
ISBN | 978-4-06-273598-8 |
判型 | A6 |
ページ数 | 240ページ |
シリーズ | 講談社文庫 |
初出 | 備考参照 |