内容紹介
芸歴40年の落語家が伝授する秘伝の暗記術!! 「毎日一行の日記」「リズムとメロディーで覚える」「長屋の間取りやキャラの趣味まで考える」。人はなぜ覚え、せっかく覚えたことをなぜ忘れてしまうのか。つまらないことをいつまでも覚えているくせに、肝心なことをコロリと忘れてしまうのはなぜなのか。落語家の日常生活、接している人、意識していることから、「暗記の真髄」について縦横無尽に語り尽くす。
芸歴40年の落語家が伝授する秘伝の暗記術! 「毎日一行の日記」「リズムとメロディーで覚える」「長屋の間取りやキャラの趣味まで考える」人はなぜ覚え、せっかく覚えたことをなぜ忘れてしまうのか。つまらないことをいつまでも覚えているくせに、肝心なことをコロリと忘れてしまうのはなぜなのか。お客さんの言う「あんな長い噺、よく覚えましたねぇ」は、案外的を射ているのかもしれません。私は今年、落語家生活40年の節目を迎えます。これまでなぜ覚え、なぜ忘れるのかなど、つきつめて考えたことはありませんでした。いい時期に出版の話をいただきました。幸いサンプルは周辺にゴロゴロ転がっています。落語という芸能を通し、それらを検証してみたいと思います。と言ってもそこは落語家のことですから、固い話になるはずもありません。しかし、プロの技が皆様の生きるヒントになるかもしれないわけで、落語同様、気軽におつきあいください。●すべての芸術は模倣より始まる●覚えが悪いのと忘れるのは別
●覚えさせるには「抜き打ち」で●唄を覚えるように覚えなさい●前座にお茶汲みが不可欠な理由●毎日一行、日記のススメ●映画は圧縮して人に語りなさい●披露宴司会で身につけた暗記術●キャラになりきり話をシャープに●“覚え上手”は案外大成しない
目次
- まえがき
- 第一章 暗記しやすい人、しにくい人
- 第二章 前座(新人)はまず真似なさい
- 第三章 二つ目(中堅)は状況も覚えなさい
- 第四章 真打(ベテラン)は広い視野で物事を見なさい
- 第五章 記憶力vs忘却力
- あとがき
製品情報
製品名 | 記憶する力 忘れない力 |
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著者名 | 著:立川 談四楼 |
発売日 | 2010年02月19日 |
価格 | 定価 : 本体838円(税別) |
ISBN | 978-4-06-272639-9 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 192ページ |
シリーズ | 講談社+α新書 |