大人の世界の足音を聞く14歳の、もどかしい気持ちを描いたアンソロジー!小林深雪/『さよなら十四歳の夏~夏葉と春人』夏葉は今でこそ、学級委員長として輝いているけれど、小学校までは地味で、目立たない女の子だった。勉強もおしゃれも人づきあいも必死に努力して、せっかく中学生デビューをはたしたのに、いちばんふり返ってほしい山下春人は、地味なままの久保田千湖のことばかり気にしているみたい。どうして?
14歳の制服のポケットには、たくさんの秘密が詰まってる。大人の世界の足音を聞く14歳の、もどかしい気持ちを描いたアンソロジー!
小林深雪/『さよなら十四歳の夏~夏葉と春人』
……『YA!アンソロジー 秘密』「エアトモ」に登場した区立四葉中学校二年三組の岩崎夏葉が主人公。今でこそ、学級委員長として輝いている夏葉だけれど、小学校までは地味で、目立たない女の子だった。勉強もおしゃれも人づきあいも必死に努力して、せっかく中学生デビューをはたしたのに、いちばんふり返ってほしい山下春人は、地味なままの久保田千湖のことばかり気にしているみたい。どうして? 千湖に嫉妬して、千湖を遠ざけてしまう夏葉。人は優しい気持ちと同時にこんな意地悪な気持ちを抱いてしまうんだろう。夏葉の恋と友情を描く、十四歳の夏物語。
みうらかれん/『しのぶ恋』
親友でありライバルの大野に、いろんな勝負を挑み続け、二勝四十九敗二引き分けのニンは、新たに百人一首の勝負を持ちかける。そこに、思いがけない助っ人が現れて……。
安田夏菜/『つくし薬局のカレーパン』
女子校の花壇から出てきた恋文。それはある女生徒から女生徒への思いを綴ったものだった。それを発見してしまった花音は、自分の秘めていた思いにまで気づいてしまう。
如月かずさ/
教育熱心な親に育てられ、夏休みも塾通いをしている奏太は、ひとけのない公園でボールジャグリングの練習をする瀬那と出会う。そして、彼女の華麗なジャグリングの技と、自由そうな彼女に惹かれていく。
市川朔久子/
同じ日に同じ学校の転校生となった彼に惹かれていくわたし。光が差すと、濃い蜂蜜のような茶褐色になる彼の瞳の秘密を知りたいと思うわたしは、不器用なやりかたで彼に近づこうとする。
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