「日本」を越えた活力、繁栄、交流 いま、「日本」を問いなおす 12~15世紀、列島「周縁部」からいっせいに噴出したエネルギー。その活力は、安藤氏による津軽・十三湊の繁栄、琉球王国の成立と中継貿易の展開、海域での国境を越えた交流を生みだした。交易を基盤とする自立的な権力の形成は京都を中心とする国家の枠組みを越え、東アジア規模での変動をもたらした。多様な民族と文化が織りなす「もう1つの日本史」。
日本はどこへ行くのか
戦後と高度成長の終焉
帝国の昭和
政党政治と天皇
明治人の力量
維新の構想と展開
文明としての江戸システム
開国と幕末変革
成熟する江戸
天下泰平
織豊政権と江戸幕府
一揆と戦国大名
室町人の精神
太平記の時代
蒙古襲来と徳政令
頼朝の天下草創
古代天皇制を考える
武士の成長と院政
道長と宮廷社会
律令国家の転換と「日本」
平城京と木簡の世紀
大王から天皇へ
王権誕生
縄文の生活誌
「日本」とは何か
人口から読む日本の歴史
東と西の語る日本の歴史