内容紹介
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目次
- 序 章 犯罪と冤罪──ひとつの事件がふたつになるとき
- 1 事件の不幸と冤罪の不幸
- 2「証拠なき確信」は自己成就する
- 3 禍いの連鎖
- 第一章 「帝銀事件」と「平沢貞通事件」
- 1「帝銀事件」とは、どのような事件だったのか
- 2 ある画家の半生──囚われるまで
- 3 ただひとつの糸口──「松井名刺」からはじまって
- 第二章 判決の論理と心理学の検証
- 1「証拠」に潜むこれだけの問題
- 2 裁判所における事実認定の論理
- 3 有罪仮説と無実仮説
- 第三章 目撃者たち
- 1 四十八名の証言
- 2 心理学の視点からあらためて問う
- 3 事件が終わってから語るということ
- 第四章 平沢は事件のなにを語ったのか
- 1 自白の心理メカニズム
- 2 否認から転落へ
- 3 辻褄が合はないので困ります
- 第五章 再否認に転じた過程と精神鑑定
- 1 犯人に「なりきる」まで
- 2「催眠術」の謎
- 3 内村・吉益鑑定の四つのまちがいが示すこと
- 「あとがき」にかえて
製品情報
製品名 | もうひとつの「帝銀事件」 二十回目の再審請求「鑑定書」 |
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著者名 | 著:浜田 寿美男 |
発売日 | 2016年05月11日 |
価格 | 定価:2,035円(本体1,850円) |
ISBN | 978-4-06-258627-6 |
通巻番号 | 624 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 304ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |