内容紹介
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目次
- はじめに──問題の設定と本書の構成
- 第一章 ドレフュス事件
- 1 「事件」の事実経過
- 2 エミール・ゾラ──人間の社会的生の事実を見据え国家の虚偽を暴く者
- 3 エミール・デュルケーム──近代実証主義社会学の創始者
- 4 国家の道具性と社会の人間性
- 第二章 永井荷風 I──生い立ち~渡米~渡仏
- 1 洋行前
- 2 アメリカ体験──事実としての普遍性への接近
- 3 フランス体験──経験的普遍性の獲得
- 第三章 大逆事件
- 1 「事件」の事実経過──幸徳秋水を中心に
- 2 幸徳秋水──人間の社会的生の事実を見据え国家の虚偽を暴く者、再び
- 第四章 永井荷風 II──帰朝~大逆事件~太平洋戦争~敗戦
- 1 帰朝後の永井荷風とその時代──『断腸亭日乗』より
- 2 社会と人間──永井荷風の社会思想
- 結論──日本「社会」
製品情報
製品名 | 「社会」のない国、日本 ドレフュス事件・大逆事件と荷風の悲嘆 |
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著者名 | 著:菊谷 和宏 |
発売日 | 2015年03月11日 |
価格 | 定価:1,925円(本体1,750円) |
ISBN | 978-4-06-258598-9 |
通巻番号 | 595 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 256ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |