内容紹介
宣長はどのように『古事記』をつくりあげたか
最初から最後まですべて読む画期的試み!
誰もがその名は知っている本居宣長の大著『古事記伝』。しかし、全巻読み通した人はほとんどいないといっていいだろう。つまみ食い的に読んで彼の思想を語る前に、まず、細部まで精緻に読み抜こうではないか。とはいえ、宣長の注解は多岐・厖大にわたり、簡単に読み切れるものではない。本書は、現代の代表的『古事記』研究者が、その責任において、徹底的に、かつわかりやすく『古事記伝』全44巻を読み解いていく画期的なシリーズである。そこに浮かび上がってくる宣長の無類のおもしろさ、そして思想の核心とは──。
目次
- 1、『古事記伝』二之巻――序文
- 2、『古事記伝』三之巻・神代一之巻――伊邪那岐神・伊邪那美神の登場
- 3、『古事記伝』四之巻・神代二之巻――淤能碁呂島、水蛭子、淡島
- 4、『古事記伝』五之巻・神代三之巻――国生み・神生み、伊邪那美命の死
- 5、『古事記伝』六之巻・神代四之巻――禊ぎ
- 6、『古事記伝』七之巻・神代五之巻――三貴子分治、うけい
- 7、『古事記伝』八之巻・神代六之巻――天の石屋ごもり
- 8、『古事記伝』九之巻・神代七之巻――八俣大蛇退治
- 9、『古事記伝』十之巻・神代八之巻――大国主神の誕生
- 10、『古事記伝』一之巻――総論
製品情報
製品名 | 本居宣長『古事記伝』を読む 1 |
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著者名 | 著:神野志 隆光 |
発売日 | 2010年03月11日 |
価格 | 定価 : 本体1,500円(税別) |
ISBN | 978-4-06-258461-6 |
通巻番号 | 461 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 226ページ |
シリーズ | 講談社選書メチエ |