寄生バチをめぐる「三角関係」

講談社選書メチエ
キセイバチヲメグルサンカクカンケイ
寄生バチをめぐる「三角関係」
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内容紹介

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目次

  • はじめに
  • 第一部
  • 序章 寄生バチをめぐる三角関係
  • 第一章 匂いの遠近法
  • 1 寄主発見
  • 2 匂いの操作実験
  • 3 追跡と検証
  • 第二章 三すくみの生態系
  • 1 至近要因と究極要因
  • 2 齢を見分ける
  • 第三章 トウモロコシ上でのさらなる探索
  • 1時空間のずれ
  • 2 分析と合成
  • 3 産卵から孵化へ
  • 第四章 ボディーガードを雇う植物
  • 1 植物の5W1H
  • 2 匂いとボディーガード
  • 3 新しい化学生態学へ
  • 第二部
  • 第一章 ハチ―イモムシ、そして共生ウイルス
  • 1 夜間観察
  • 2 午前七時の一幕
  • 3 単寄生か多寄生か
  • 4 寄主はなぜ少食になるのか
  • 第二章 寄主制御
  • 1 生体防御反応
  • 2 体内の防御戦
  • 3 欺瞞
  • 4 毒液とポリドナウィルス
  • 第三章 親と子の絆?
  • 1 ポリドナウィルス
  • 2 起源と遺伝
  • 3 忘れ去られたポリドナウィルス
  • 第四章 寄主の蛹化阻止とは?
  • 1 発育日数がたりない
  • 2 いつまで寄生できるのか
  • 3 謎の分身・テラトサイト
  • 4 前胸腺の直接抑制
  • 5 あらたな難問
  • ブックガイド
  • あとがき
  • 索引

製品情報

製品名 寄生バチをめぐる「三角関係」
著者名 著:高林 純示 著:田中 利治
発売日 1995年03月06日
価格 定価:1,602円(本体1,456円)
ISBN 978-4-06-258043-4
通巻番号 43
判型 四六
ページ数 270ページ
シリーズ 講談社選書メチエ

著者紹介

著:高林 純示(タカバヤシ ジュンジ)

1956年生まれ。京都工芸繊維大学卒業。京都大学大学院博士課程修了。京都大学農学部農薬研究施設助手。専攻は化学生態学。共著に、「ボディガードを雇う植物」(『地球生態系とは何か』)「共進化の謎――化学の目でみた生態学」(『シリーズ共生の生態学』第四巻、いずれも平凡社)がある。

著:田中 利治(タナカ トシハル)

1949年生まれ。東京学芸大学卒業。同大学院博士課程修了。北興科学株式会社勤務を経て、京都大学大学院博士課程修了。名古屋大学農学部環境昆虫教室助教授。専攻は環境昆虫学・生物制御学。