正月早々江の島で、目玉を抉(えぐ)られた死体が発見された。同じ頃、大輔の小学校の友人が修一経由でコンタクトをとってくる。叔父と従兄がたて続けに眼球の溶ける病で亡くなり、呪われていることを心配したのだ。話を聞いた大輔は竜憲(りょうけん)と共に友人を訪ねる。しかし2人とも霊の存在を感じられなかった。ところが翌日、鴻(おおとり)が左目を抉られた仏頭を大道寺に持ち込んできた。仏頭と友人の件に奇妙な符合を覚えた竜憲と大輔は……!?
序 章 第一章 おかしな正月 第二章 奇病 第三章 散歩の代償 第四章 首 第五章 碧の瞳 終 章 あとがき
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