内容紹介
時は2046年、東京大震災を生き延びた、独居老人で元小説家の「私」のもとを、「ボランティアのバーさん」やゆとり世代の50代編集者などさまざまな人たちが訪れる……。生きるのは面倒くさいとボヤキつつ、人生の真実を喝破する、橋本流老人文学の傑作!
時は2046年、東京大震災を生き延びた、独居老人で元小説家の「私」のもとを、「ボランティアのバーさん」やゆとり世代の50代編集者などさまざまな人たちが訪れる……。
生きるのは面倒くさいとボヤキつつ、人生の真実を喝破する、橋本流老人文学の傑作!
「人生は消しゴムのようなものだ。いくら使って消して行っても、使い切るということは起こらないのだ。」
「生きているだけで疲れる年頃なんだ。あーあ。」
【目次】
九十八歳になる私/九十八歳になった私/国会解散の巻/ロボット君の巻/病院に行ってましたの巻/女はこわいよの巻/プテラノドン退治の巻/九十九歳になっちゃうじゃないかの巻/メロンの娘の巻/たまには起こせよなんとかメントの巻/カナブンに寄せる思いの巻/死にそうでなぜ死なないの巻/人生は消しゴムだの巻
目次
- 九十八歳になる私
- 九十八歳になった私
- 国会解散の巻
- ロボット君の巻
- 白紙の巻
- 病院に行ってましたの巻
- 女はこわいよの巻
- プテラノドン退治の巻
- 九十九歳になっちゃうじゃないかの巻
- メロンの娘の巻
- たまには起こせよなんとかメントの巻
- カナブンに寄せる思いの巻
- 死にそうでなぜ死なないの巻
- 人生は消しゴムだの巻
- あとがき
製品情報
製品名 | 九十八歳になった私 |
---|---|
著者名 | 著:橋本 治 |
発売日 | 2018年01月13日 |
価格 | 定価 : 本体1,600円(税別) |
ISBN | 978-4-06-220914-4 |
判型 | 四六 |
ページ数 | 210ページ |
初出 | 群像|短篇「九十八歳になる私」(2016年3月号)と、連載「九十八歳になった私」(2016年7月号~9月号・12月号・2017年2月号~4月号、2017年5月号~9月号より「九十九歳になった私」と改題)を長編小説として書籍化しました。 |