さよならの力 大人の流儀7
サヨナラノチカラオトナノリュウギ7
- 電子あり

内容紹介
私は二十代と三十代に別離を経験した。一人は弟であり、もう一人は前妻であった。なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。その動揺は、なぜ自分だけが?という感情になった。ところがそういうものと向き合っていると、やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。それは彼等が生きていた時間への慈しみであり、生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。
私は二十歳代と三十歳代に別離を経験した。
一人は弟であり、もう一人は前妻であった。
なぜ彼、彼女がこんな目にと思った。
その動揺は、なぜ自分だけが? という感情になった。
ところがそういうものと向き合っていると、
やがて別離を経験した人にしか見えないものが見えて来る。
それは彼等が生きていた時間へのいつくしみであり、
生き抜くしかないという自分への叱咤かもしれない。(まえがきより)
週刊現代誌上の連載『それがどうした』掲載のエッセイに加え、本書のために、4編の書き下ろしを収録。
目次
- 第一章 さよならとは言わなかった
- 第二章 悲しみは、いつか消える
- 第三章 どこかで逢ったら
- 第四章 去りゆくもの
- 特別収録 旅立つ人へ
製品情報
製品名 | さよならの力 大人の流儀7 |
---|---|
著者名 | 著:伊集院 静 |
発売日 | 2017年02月28日 |
価格 | 定価 : 本体926円(税別) |
ISBN | 978-4-06-220538-2 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 202ページ |
初出 | 「週刊現代」2016年6月18日号~2017年2月4日号。単行本化にあたり修正し、書き下ろしを加えました。 |