仏法の種まき

ブッポウノタネマキ
仏法の種まき
自分メモ
気になった本やコミックの情報を自分に送れます

内容紹介

+ もっとみる

目次

  • 第一章 お釈迦さまの教え
  • 人々を救うことを宣言したお釈迦さま/お釈迦さまのお悟り/お経の成り立ち/仏教を守護したアショカ王/在家者中心の大乗仏教/二大訳聖と呼ばれた鳩摩羅什と玄奘/『般若心経』は大乗仏教の教えの結晶/『般若波羅蜜多心経』の経題/『般若心経』の教えは最初の二十五文字に集約されている
  • 第二章 仏教の伝来と広まり
  • 異国の神さまとして受け入れられた仏さま/仏教精神を基盤にした国づくり/日本人の精神文化の骨格をつくる/薬師寺建立の背景/薬師如来のご利益/薬師寺の教え/薬師寺の伽藍
  • 第三章 教えを実践するための智恵
  • 布施―自分のためではなく、相手のために尽くそう/持戒―おこないを振り返り、規律正しくしよう/忍辱―つらさに負けず、力強く生きよう/精進―どんなことでも一生懸命しよう/禅定―身のまわりを整え、静かに心を落ち着けよう/智慧―命を大切にして、考え深い人になろう/仏教の根本教義の一つ、「十二因縁」/苦悩を取り除く四つの真理と八つの実践修行/相手を変えるのではなく、自分が変わる/すべてのものはつながっている/やせ我慢のすすめ/足ることを知り、欲を少なくする/反省と感謝を忘れずに、心を磨く/縁をつなぎ、命を考える/孤独と縁を切る/しっかりと根を育てる/目には見えない世界に価値をつくる
  • 第四章 日本中に仏の種を広めた先達たち
  • 身を捨て、人にために尽くした聖徳太子/玄奘三蔵から直接教えを受けた道昭/人々を救うために大仏造営を発願した聖武天皇/菩薩と呼ばれた行基/命をかけて日本にやってきた渡来僧・鑑真/東北で菩薩と呼ばれた徳一/念仏を唱えながら人助けをした空也/念仏の救いを説いた親鸞/鎌倉時代に菩薩と呼ばれた叡尊と忍性
  • 第五章 教えの種を飛ばし続け、育て続ける
  • 橋本凝胤師がまいてくれた種/縁に気づき、縁に生かされる/心の種が芽吹いた瞬間/一人前の僧侶になるための試験/奈良仏教の伝統/お写経の心をつなぐ/祈りの姿を子孫に伝える/ご先祖さまは山にいる/ともに凡夫であるのみ/教えの種を育てる/薬師寺を広く仏教センターに

製品情報

製品名 仏法の種まき
著者名 著:村上 太胤
発売日 2016年11月16日
価格 定価:1,760円(本体1,600円)
ISBN 978-4-06-220325-8
判型 四六
ページ数 210ページ

著者紹介

著:村上 太胤(ムラカミ タイイン)

昭和二十二年、岐阜県各務原市生まれ。昭和三十一年、九歳で薬師寺に入山し、故・橋本凝胤師に師事。昭和四十四年、龍谷大学文学部仏教学科卒業。昭和五十二年から薬師寺執事、平成十五年から執事長、平成二十四年からは副住職を歴任。平成二十八年に薬師寺管主に就任。薬師寺岐阜別院住職、薬師寺まほろば塾塾長を兼務。龍谷大学校友会長も務める。
平城遷都1300年祭(二〇一〇年)では広報活動としてフランスでの声明公演やイギリス大英博物館での講演など「まほろば奈良」の顕彰に努める。玄奘三蔵の足跡を訪ねて、インドや中国、中央アジアの巡礼を毎年行っている。著書に『かたよらない こだわらない とらわれない――般若心経の心』(講談社)など。