雷雨がやむまで、もうしばらく──終わらない謎解き、溶けあう会話、習作という名の驚くべき試み。密室のやり取りが生む小説の快楽!
1964年、岐阜県生まれ。、早稲田大学第一文学部フランス文学専修卒業。東京大学大学院人文科学研究科フランス文学専攻博士課程単位取得退学。95年、『郊外へ』で小説家デビュー。99年、『おぱらばん』で三島由紀夫賞、 2001年、『熊の敷石』で芥川龍之介賞、03年、『スタンス・ドット』で川端康成賞、04年、『雪沼とその周辺』で谷崎潤一郎賞、06年、『河岸忘日抄』で読売文学賞 小説賞、10年『正弦曲線』で読売文学賞 随筆・紀行賞受賞。早稲田大学教授。