惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。 「兄貴、妹(あいつ)は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」 14年後――彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。 「この小説は私が書いたのではない。登場人物たちが作りだしたのだ。」――東野圭吾 息もつかせぬ展開、張り巡らされた伏線、驚きの真相、涙がとまらないラスト。すべての東野作品を超えた現代エンタメの最高峰 第43回新風賞受賞
1958年大阪府生まれ。1985年『放課後』で第31回江戸川乱歩賞を受賞。 1999年『秘密』で第52回日本推理作家協会賞を受賞。2006年『容疑者Xの献身』で第134回直木賞を受賞。『宿命』『白夜行』『どちらかが彼女を殺した』『殺人の門』『手紙』『黒笑小説』『さまよう刃』など多数の著書があるベストセラー作家。日本のミステリーの第一人者であるとともに、ミステリーの枠にくくることのできない幅広い著作を発表しつづけている。