読める・わかる禅語の一行書
日本文化の粋《禅語の茶掛》早わかり辞典
・一滴乾坤(いってきけんこん)を潤す
(一滴の水が天下を潤す)
・応無処住而生其心(おうむしょじゅうにしょうごしん)
(依存すべき根拠は何処にもないのに、心が生じる)
・夏雲奇峰(かうんきほう)多し
(夏雲は高く聳え立ち、まるで巍々(ぎぎ)たる奇峰が立ち並んでいるようだ)
・紅炉上(こうろじょう)一点の雪
(赤々と熾(おこ)っている炉の上にひとひらの雪が)
・仏界入り易く魔界入り難し
(仏陀の世界には入り易いが、魔物の世界には入り難い)
世界と人間についての深い叡智をたたえた禅語の茶掛一行書。その禅的な意味・名筆の仕組みを、わかりやすく解説。
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