内容紹介
野間文芸賞受賞作『年月のあしおと』の続篇。父・柳浪のことから筆をおこし、五・一五事件、二・二六事件、太平洋戦争へと傾斜する、暗鬱な時代を背景に、昭和初年前後から敗戦までの苦悩を生きた作家たちとの交流やX子とのことなど、著者の辛い記憶を鮮やかに描く、自伝的文壇回想記。85項上下2巻。上巻には「菊池寛の率直さ」「愛国心とニヒリズム」ほか、47項までを収録。
製品情報
製品名 | 続 年月のあしおと(上) |
---|---|
著者名 | 著:広津 和郎 |
発売日 | 1999年02月10日 |
価格 | 定価 : 本体1,300円(税別) |
ISBN | 978-4-06-197652-8 |
判型 | A6 |
ページ数 | 290ページ |
シリーズ | 講談社文芸文庫 |
初出 | 1967年6月講談社刊『続 年月のあしおと』 |