80歳の母を祝う花見旅行を背景にその老いを綴る「花の下」、郷里に移り住んだ85歳の母の崩れてゆく日常を描いた「月の光」、89歳の母の死の前後を記す「雪の面」。 枯葉ほどの軽さのはかない肉体、毀れてしまった頭、過去を失い自己の存在を消してゆく老耄の母を直視し、愛情をこめて綴る『わが母の記』三部作。〈老い〉に対峙し〈生〉の本質に迫る名篇。ほかに「墓地とえび芋」を収録。
霧
桜木 紫乃
半島へ
稲葉 真弓
都会のトム&ソーヤ 21 神々のゲーム
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きらん風月
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ハンドレッドノート-名探偵 恵美まどかの事件簿-
風森 章羽
〈本の姫〉は謳う 1
多崎 礼
その音は泡の音
平沢 逸
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前川 裕
悲球伝
西尾 維新
眼鏡屋 視鮮堂 優しい目の君に
桜井 美奈
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