新・平家物語(六)
シン・ヘイケモノガタリ
- 電子あり

内容紹介
鹿ヶ谷事件は“驕(おご)る平家”への警鐘であったが、清盛にはどれ程の自覚があったろうか。高倉天皇の中宮(ちゅうぐう)徳子は、玉のような御子を産み、一門をあげて余慶にひたっていた。――だが、反平家の動きは、いまや野火の如く六波羅の屋形を包んでいた。その総帥はもちろん、清盛の圧力に屈せぬ後白河法皇、関白基房などの院方。そして意外と思われる人に、76歳の源三位頼政がいた。
「驕る平家」への警鐘となった鹿ヶ谷事件。しかし清盛にはどれ程の自覚があったろうか。反平家運動は、今や野火の如く六波羅の屋形を包んでいた。その総帥はもちろん、清盛の圧力に屈せぬ後白河法皇である。
目次
- ■御産の巻(つづき)
- 鬼界ケ島
- 俊寛と・やどかり
- 足摺り
- ■御産絵巻
- 鳴弦
- 那智の小机
- 新宮十郎
- 一つの白帆
- にせ義経
- 鮫女
- 大宋水鳥図式
- 雁の驚き
- 天のとりふね
- 江ノ三郎
- とある森蔭
- 燈籠大臣
- みじか夜の門
- 蓮花の怪
- 仮住居
- 平大納言時忠
- 出た答え
- 唖蝉
- 堅田の湖賊
- ■りんねの巻
- 策 士
- 結び文
- 形 影
- 木の下
- 驢に乗る人
- 老兵晩夢
- 官倉の鍵
- 若き秋・老いの秋
- 高野川
- 反っ歯
- 高札けずり
- 二人義経
- 八方やぶれ
- 坂東訛り
- 人の子なれば
- 涅槃の宿
- 夕 花
- 公達つどい
- 静
- あわれ月夜かな
- 泣き弁慶
- 地震草紙
- 「雪ノ御所」余震
- 法印問答
- 後白河遷し
製品情報
製品名 | 新・平家物語(六) |
---|---|
著者名 | 著:吉川 英治 |
発売日 | 1989年06月02日 |
価格 | 定価 : 本体773円(税別) |
ISBN | 978-4-06-196552-2 |
判型 | A6 |
ページ数 | 468ページ |