新・平家物語(十三)
シン・ヘイケモノガタリ
- 電子あり

内容紹介
日本のなかば以上を所領した平家が、いま寸土も失って、水鳥の如く波間に漂う。思えば、入道清盛逝きて、わずか4年後の悲運である。最後の夢を彦島のとりでに託して、一門の船団は西へ西へと向う。史上名高い那須余一の扇の的、義経の弓流しなど、源氏がわの武勇をたたえる挿話のみが多い屋島の合戦――。著者は眼を転じて、追われる平家の厳島(いつくしま)祈願に込められた、惻々たる心情に迫る。
入道清盛逝きてわずか四年後の平家の悲運。日本の半ば以上を所領した平家が、いま寸土も失って、水鳥の如く波間に漂う。最後の夢を彦島のとりでに託して、一門の船団は西へ西へと向うが、前途に光明はない。
製品情報
製品名 | 新・平家物語(十三) |
---|---|
著者名 | 著:吉川 英治 |
発売日 | 1989年09月04日 |
価格 | 定価 : 本体773円(税別) |
ISBN | 978-4-06-196559-1 |
判型 | A6 |
ページ数 | 438ページ |