基督教系の女子学院で、級友に「あなたは感情が強いのよ。そして正直なのよ、いゝ人なのよ」と言われた著者。継母との間も円満にいった思春期の幸福な一時の後に、やがて「わがまゝな父、負けていないはゝ、短気でおこりっぽい弟、決して平和とはいえない」日常が来る。後年の幸田文の資質と文学の原形が鮮やかに描き取られた回想の記「草の花」に、「身近にあるすきま」ほかを併録。
クリームシリーズ 6~10 5冊合本版
森 博嗣
月の塵
幸田 文
自分が嫌いなまま生きていってもいいですか?
横川 良明
春秋の花
大西 巨人
地図とその分身たち
東辻 賢治郎
自然と人生
久山 康
日めくり ムーミンママの毎日のことば
トーベ・ヤンソン,下村 隆一,山室 静,小野寺 百合子
リルケの墓
矢内原 伊作
きれいな言葉より素直な叫び
新井 見枝香
世界の適切な保存
永井 玲衣
風の中に立て ―伊集院静のことば― 大人の流儀名言集
伊集院 静
こころをそのまま感じられたら
星野 概念
月の宴
風景の向こうへ・物語の系譜
絶望の精神史
火の誓い
父たちの肖像
やわらかな心
板散華
風貌・姿勢
意中の文士たち
包む
箱の話・ここだけの話
眼の哲学・利休伝ノート
虚妄の正義
一色一生
加賀金沢・故郷を辞す
式子内親王・永福門院
番茶菓子
思い出すままに
近代の超克
ちぎれ雲
英国の文学の横道
カレンダーの余白
贅沢貧乏
山川登美子 「明星」の歌人
英語と英国と英国人
愛酒樂酔
父の帽子
恥部の思想
女の日記
一草一花
手の変幻
異邦人の立場から
風前雨後
泉に聴く
栗の樹
歴史について
文学の運命
人と人影