高校2年のとき、初めて登ったふるさと近くの塩見岳。汗をながしてひたすら登り、山頂に立ったときの感激は、新しい世界への旅立ちでもあった。のち大学では山岳部でヒマラヤ遠征を計画するまでに至った著者が、それまでの山と旅の想い出を綴り、若き日の山を通じた自己の精神形成の内実を率直に記録した好著。冒険を求めた若い心、山への挑戦……ルポルタージュ作家の原点がここにある!
若き日の山と旅の想い出を記録した回想記。高校二年のとき初めて登った塩見岳。ひたすら登り、山頂に立ったときの光景は、新しい世界への旅立ちでもあった。山を通じた著者の精神形成の内実を率直に語る。
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