内容紹介
パーティ会場で衆人環視の毒殺。書斎に置かれた浴槽の中の死体。学校に届いた脅迫状に記された謎の言葉……。蒼が桜井京介が神代教授が、再び魅惑的な謎を解き明かす。書き下ろし短篇「さくらゆき」ほか三編を収録。
おかえりなさい。桜井京介、蒼、神代教授。
建築探偵シリーズ完結から2年。新たな予感の短編集。
日本画の大家・野々村白仙(びゃくせん)の養女、美貌で才気溢れる薔子(しょうこ)がクリスマス・パーティの席上、シャンパン・グラスを掲げての乾杯直後、中毒死。事件の後、心因性の不調に悩む高校生の義弟の郁哉に、スクール・カウンセラーの薬師寺香澄(かずみ)は、桜井京介という不思議な男性を紹介する。桜井は、郁哉に「君は僕に、なにを望むのですか?」と訊ねるが……。(「黄金(きん)の薔薇を手にして」)ほか、魅惑的で美しい謎と小さき者への慈愛を描く傑作短編4編を収録。
目次
- 黄金(きん)の薔薇を手にして
- それは魔法の船
- 白くてちっちゃな死の天使
- さくらゆき
製品情報
製品名 | さくらゆき 桜井京介returns |
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著者名 | 著:篠田 真由美 |
発売日 | 2013年08月08日 |
価格 | 定価 : 本体900円(税別) |
ISBN | 978-4-06-182884-1 |
判型 | 新書 |
ページ数 | 264ページ |
シリーズ | 講談社ノベルス |
初出 | 収録作品参照 |