「翡翠の城」既刊・関連作品一覧

  • 電子あり
翡翠の城

明治時代以来、創業者の巨椋(おぐら)一族で固められてきたオグラ・ホテルに内紛が持ち上がった。創業者の娘で95歳になる老女が住む別邸・碧水閣(へきすいかく)の取り壊しを巡って一族の意見が対立、次期社長の座もからんだ骨肉の争いが勃発したのだ。沼のほとりに建つ異形の館を訪れた桜井京介は、一族の血塗られた歴史に迫っていく。