内容紹介
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目次
- ●第1部 禅の道――オイゲン・ヘリゲルの手記より
- ・禅の独自性――ヨーロッパ神秘主義と対比して
- ・禅堂の修行
- ・呼吸法
- ・公案
- ・「悟り」
- ・公案体系
- ・師家はどのようにして弟子の見性を「見分ける」のか?
- ・日本演劇との関係
- ・師家の点検
- ・「悟り」による弟子の変化
- ・禅と芸術
- ・禅画
- ・詩の中の「悟り」
- ・見性体験に基づく思弁
- ・日常生活における禅者の態度
- ・禅僧
- ・「山上また山あリ」
- ●第2部 禅の実践
- ・禅の修行者の成長過程
- ・修行の道
- ・陰徳
- ・放下
- ・悟り、再生、仏性
- ・慈と悲
- ・不立文字
- ・万物との交感
- ・禅僧の理解力
- ・禅者と世間、生活、日常
- ●第3部 ヨーロッパから見た禅
- ・禅と古典的仏教瞑想神秘主義
- ・雑事における忍耐と克己
- ・禅は権力欲や宣伝とは無縁である
- ・禅宗――ヨーロッパ人の視点から
- ・人間の「擬我」
- ・転換の道
- ・芸道における禅と禅道における修行法との相違
- ・存在の中心
- ・人間の離心と人間の本質成就
- ・思惟の役割
- ・正義と慈悲